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侏儒(しゅじゅ)どんの頓知話「茶の実(茶飲み)」

鹿児島の日当山といえば昔からの温泉街。色っぽい話もあります。


侏儒(しゅじゅ)どんの頓知話で有名な「茶の実」。いつの時代も殿様は世間知らずで無理難題を言うものですが、侏儒(しゅじゅ)どんのトンチで殿様を諭します。

殿様から「茶の実」を探して藩に治めよと命じられた侏儒どん。
しかし、季節的にお茶の実ができることではなく、農民はちょうど農煩期でもあった。侏儒どんは一計を案じ、二、三日して日当山でもっとも歳をとった婆さんを連れて鹿児島(殿様のいるお城)に向かいました。
「恐れながら仰せの通り「茶の実(ちゃのみ)」を持参いたしました」
「うむ、ご苦労じゃった。で、茶の実(ちゃのみ)はどこじゃ。」
「はい、ここに控える者でございます。」
「なに、それは婆さんではないか。」
「はい。日当山で一番の「茶飲み(ちゃのみ)」でございます。」
「うむ、茶飲み(ちゃのみ)か・・。」
侏儒どんはしずかに手をついて
「殿、いかに立派な産業育成でも、農民や商人の立場、しもじもの者のことを考えない政道ならば、ただ人々を苦しめるのみにございます。」
「世の政道には民心をいやいやながら就かしめる道とこころよく従わせる道の二つがございます。」
「殿をとりまく者の仲には、しもじもの実情については、まるで「茶飲み:ちゃのみ」話くらいに軽く考える者がございます。」
「うむ、それはよくわかっていたつもりじゃがのぅ。」
「その『つもり』が人間の逃げ道でございまして・・・。たとえばお茶のみにお茶を出したつもりが、出していなかったり・・・。」
「侏儒、こりゃ気づかんかった。ゆるせゆるせ。」
「殿様にモノを申し上げるには勇気がいりもす。(ます)やはりノドかわきもす。(ます)」



ちょっとした言葉遊びですが、茶の実(ちゃのみ)と茶飲み(ちゃのみ:こちらはお茶を飲むのが好きな人のことをいいます。)カケているのですね。

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